受講生インタビュー前編

なぜ、起業スタートダッシュに?
~養成講座 第1期 受講生インタビュー前編~

セミナーやワークショップ、個別メンタリングを通じて、起業も視野に入れて将来の選択肢の幅を広げることを目指す「養成講座」。養成講座を終えた受講生は、自身のどのような可能性に気づき、今どんな挑戦をしているのでしょうか。4名の受講生のインタビューを前後編に分けてお送りします。

まず自己紹介として、養成講座で検討したビジネスプランとその進捗を教えてください。

寺田 梨乃さん

寺田:私は、ひとり親を対象にしたサービス「3Gでハッピー大作戦」の実現に向けて準備を進めています。具体的には、行政の支援情報や助成金の手続きに必要な書類の書き方を自由に質問したり、答えたりといったプラットフォームの構築を目指しています。質問者と回答者をプラットフォーム上でマッチングし、個別に相談できる仕組みを作る。そして将来的には、地域の企業と連携するなど、事業を持続的に運営できる体制を整えたいと考えています。

飯田 真寿さん

飯田:私のアイデアは「ENJOY TALK PROJECT - 楽しく話そうプロジェクト -」で、耳が聞こえづらい人でもコミュニケーションをスムーズに取れるようなツールの開発準備を進めています。話した言葉が吹き出しのように字幕として表示されたり、会話にリンクしたイラストや絵が浮かび上がったりと、誰もが楽しく話せるツールを作るために設計をしている最中です。

伊藤 美結さん

伊藤:養成講座で検討した、高校生から25歳までの人がつながれるオンラインコミュニティ「Z世代の探求・実践コミュニティ」の実現に向けて、講座終了後に仲間と一緒に動き出しています。コミュニティ内では、参加者それぞれの夢を応援するためにお互いの情報や経験をシェアしたり、好きなことでキラキラと生きる大人と接点が持てたりするようなイベントを開催したいなと思っていて、最終的には、誰でも気軽にチャレンジできる「サードプレイス」のような環境を作りたいと考えています。

松山 雄星さん

松山:僕は「Revive(リバイブ)」といって、目標の達成に向けて頑張るすべての人をサポートするために、モチベーションの維持や復活(Revive)につながるアプリの開発を続けています。一人で頑張るのが難しい、忙しくてなかなか時間が取れないなど、様々な理由でモチベーションが低下してしまったという経験は、皆さんにも思い当たる節がきっとあるはず。こうした課題を解決するサービスを形にするために、色々と準備を進めているところです。

皆さんそれぞれ、とても興味深いプロジェクトを進めていらっしゃいますが、この講座にはどのようなきっかけで参加されたのでしょうか?

松山:僕は読書を通じて中学生の頃から起業に興味を持っていたのですが、ある日ふと、起業すること自体が目的や夢になっているなと気づいたんです。そこで色々と考えていた際に、「頑張る人のモチベーションを維持するサービスを作りたい」というアイデアが浮かびました。ですが、アイデアをいざ事業にしようと思ったところで、何の知識も経験もない。そんな時にインターネットでこの講座を知り、書類を急いで用意して応募しました。この機会を逃したら、絶対に損だなと思って。

寺田:私も松山くんと同じように、「自分で事業を立ち上げるには、何から始めたらいいんだろう」と悩んでいた時に、学校で配布されたリーフレットを見てこの講座の存在を知りました。というのも、私には「シンデレラ城のようなお城にいつか住んでみたい」という夢があって、でも、お城を建てるにはかなりのお金がかかりますので、自分で事業を作ることで少しでも夢の実現に近づきたいと思い、チャレンジしてみることにしました。

伊藤:私も起業についての詳細を学んだことがなかったので、具体的な知識や経験を得るために参加しました。あとは、このプログラムがどのように運営されているのかにすごく興味があって。なぜこのプログラムを高校生向けに無料で開催できるのか、講座はどのようなファシリテーションで進められるのか。そういったノウハウを知ることは自分の将来にも必ず活きると思い、参加を決めました。

飯田:私の場合はみんなと少し違っていて、元々起業に興味があったわけではなく、朝の情報番組でこの講座を知った母からの紹介でした。その頃、祖母の耳が聞こえづらくなっていて、母が「話すのが大変だなあ」と言っていたことを思い出し、自分のアイデアやビジネスで身近な困りごとを解決できたらと考え、参加することにしました。

ありがとうございます。それでは後編では、養成講座に参加してよかったことや、皆さんへのメッセージをお伺いしていきます。

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起業スタートダッシュ事務局(デロイトトーマツベンチャーサポート株式会社内)
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(平日10:00~17:00)

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