第2期 養成講座 受講生紹介

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太田 一夢さん

広告が主役になれる場を

受講生プロフィール

太田 一夢の写真
太田 一夢 さん 東京都立日比谷高等学校 普通科 1年生(応募時)

養成講座で得た学び

自分が部活・委員会・バイトに加えて勉強を主軸に置く生活を送っていただけにこの養成講座との両立は非常に大変だったが、無駄な時間を送ることが許されなくなった。いわゆるタイムマネジメント能力の向上ということだ。つまり、この環境に飛び込みさえすれば体はだんだん順応し始めるということでもある。また、起業にチャレンジするというのは自分のアイデアのブラッシュアップだけすればよいわけではない。他者へのアンケートやヒアリングを通してニーズを掴み、自分で分析し、考えたことを共有する表現力も必要になる。繰り返しになるが、環境が人間を作るのだ。持ち合わせた能力によらず、あとから気づいたら力は培われている。養成講座には実践的な講座が数多く含まれていた。これほどに自分の成長を実感できる場はないと思う。

起業を目指す
高校生へのメッセージ

この養成講座に少しでも興味があってこの記事を見ている時点で準備は万端です。何一つ心配はいりません。はじめは身を任せ、自分のビジネスアイデアに協力してくださる多くの方々からいろいろなことを学びましょう。それは講義の内容だけではありません。たとえオンラインでも肌が焼けるような熱のこもったプレゼンや発表は、必ずや参加者の皆さんの心を突き動かしてくれます。短い高校生活の、さらにほんの短い間ですが、ぜひ今こそ殻を打ち破りましょう。

太田 一夢 さん
起業家タイプ
水素(H)タイプ

個人・チーム・環境など"全体"をいつも考えているあなたは、常に地球上に存在し、常温常圧では無味無臭ですが、新しいエネルギーとして注目される水素(H)のような存在。

BUSINESS PLAN

広告が主役になれる場を

ビジネスアイデア概要と応募動機

カレンダーアプリに広告を入れ込み、その人の余暇の使い方を提案するアプリケーションを考えていた。主に20代の社会人の方が、仕事であれば出先や職場付近での時間の使い方、休暇ではその日の使い方などを、その人が事前に登録した興味などの情報や、スマートフォンを通じて収集できる情報から、所要時間や場所などの観点で、予定と予定のスキマ時間を有効活用できるように、適切に広告を表示させる。

養成講座での検証とビジネスアイデアの変化

社会人は課題観が見えづらく、非常に忙しいということから高校生にターゲットセグメントを変更した。高校生約177人にアンケート調査を行い、広告型ポイントサービスへの意見を募ったところ、安全性や広告の内容への懸念が見られたことからも、高校生特化にした方がよいと考えた。また、技術メンタリングの際に、初期段階では広告の数が集まりづらいというご意見をいただき、高校生が見ていて新しい発見があるような、質の高い広告(タイアップなど)を少数表示することで、高校生の企業や業界へのイメージアップのほか、高校生の将来への知識にもなると考えた。

今後の展望

【現状】
高校生向けポイントサービス「ココポ」として、高校生に特化したコンテンツの提供、企業と高校生がつながれるコミュニティ機能、ポイントを稼ぎたい高校生がよりユーザーの情報を知りたい企業からアンケートなどに答えるマーケティング機能を保有するサービスを考えている。さらに、企業とココポのタイアップ広告配信も考えており、広告の数よりも質を重視する方針で進めている。

【今後の展望】
高校生、広告主双方にヒアリングを実施し、再度課題を整理する。また、プロトタイプも設計し、自分のアイデアをより具体的にするとともに、ビジネスライクなプランを立てるためにアドバイス等をいただく。また、高校生が興味を持っている広告の傾向を把握し、高校生が不快にならないような設計や、インセンティブ設計についても検証をしたい。

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問い合わせ先

起業スタートダッシュ事務局(デロイトトーマツベンチャーサポート株式会社内)
Mail:kstartdash.tokyo@tohmatsu.co.jp
電話:03-6860-3109
(平日10:00~17:00)

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